西神田の近代建築①喫茶 白十字
外観
2階
珈琲 白十字は西神田にある戦後の建築である。1947年頃、終戦直後に出来たバラック建築だそうだ。ウィーンのセントラルカフェなどをモデルにし、内装などの設計デザインは当時の美大生だった人だそうだ。それで安く作れたという。
施工は船大工でマスターの叔父に当たる方だそうだ。70年ほどを過ぎた様々な様式が混ざり合う芸術的なエントランスを持つ喫茶店。
なんちゃって建築とご主人はおっしゃっていたが、組み方などは純粋な和風建築。
戦後ドタバタの中で廃材から作られた建築だそうだ。職人が壁を塗る技術で木材を石材に化けさせたのだ。
中にはドイツ語の文字が多くある。これはモーツアルトの曲から歌詞を引っ張ってきたものだ。
三島由紀夫がよく客としてやってきた店でもりエントランスにはよじ登ろうとしたというシャンデリアもある。
そう言った話をマスターは詳しく伺った。他にも面白い話はあったがまたの機会に
二階の素晴らしいアンティークたち